レム睡眠行動障害
レム睡眠行動障害について
通常、レム睡眠中は筋肉の活動が抑制され、動かない状態になっています。レム睡眠行動障害では何らかの原因によってこの抑制が障害され、夢の中での行動と一致した動きが現実に起こってしまいます。具体的には、大きな寝言、腕を上げる、殴る、蹴る、歩き回るなどの行動がみられ、時に本人やベッドパートナーのケガにつながることもあります。症状を抑える薬の治療、ベッド周りの障害物を片付けるなどして症状出現時にケガに繋がらないよう環境を整えることが必要です。また、パーキンソン病やレビー小体型認知症に先行して出現することもあると言われており、長期間経過をみていく必要もあります。