統合失調症について

およそ100人に1人が罹患する頻度の高い病気です。10代から30代に発症することが多いと言われています。統合失調症では現実にない感覚をあるように感じる知覚の異常、現実にはあり得ないことを信じ込んでこんでしまう思考の異常、自分の考えや行動が誰かに支配されているように感じる自我意識の障害などを呈します。長期的にみると感情表現が乏しくなったり、意欲が低下するなどし、社会や他者との関わりが少なくなるなど日常生活に大きな支障をきたします。上記のような混乱が軽減されるような薬の治療、病気への理解を深めていくことが大切になります。

 

症状の例

自覚的な症状

・実際にない声が聴こえる

・悪口を言われているように感じる

・噂されているように感じる

・監視されているように感じる

・誰かに操られているように感じる

・自分の考えが周囲に知られているように感じる

など

 

周囲からみた症状

・独り言が続く

・現実にないことを信じ込んでいる

・話している内容がまとまりに欠ける

・怒りっぽい

・閉じこもりがち

・不調を自覚していない

など